エクイティエディター協会はNPO組織であり、地球規模の国際保健における貧困者援助プロジェクトに基金を拠出することにより、開発途上国における無医地区での保健医療の質および医療アクセスの向上を願う医学および科学技術分野のエディターグループです。パートナーとの連携で、我々は、英語が母国語ではない研究者が作成した英語論文の校正を行います。そして、その校正作業報酬の一部が受益者―小規模で革新的な貧困者援助(pro-poor)のための保健医療組織に対し、安定的な基金として寄付されるのです。
受益者の特徴
基金の受益者は、我々の重要戦略の一部であり、次のような特徴を持っています。
1. 地球的意義を持つ地域医療問題に対し、革新的な解決策を提案する。
2. その解決策を実行するため、貧困なコミュニティーに直接働きかけを行う。
3. オープンソースである。クリエイティブコモンズのライセンスの下、いかなる開発成果も電子媒体で自由に再利用可能とする。
4. エディターとしてEEAに属するメンバーがいる。
5. 透明な運営方針を採り、会計システムを提供している。
6. インターネットを効率的に用いることで、本活動への資金提供者やその他サポーターを募る。
説明責務
説明責務と透明性を満たすため、協力体制を開始するに先立ち、受益者は計画を決定し、次の報告の提出が義務付けられる。
1. 短期的目標、および進捗状況の指標を含んだ計画書
2. 短期的目標、および必要経費を示した四半期毎の寄付金使途報告
3. 年次報告
4. メディア(ビデオ、テキスト、写真)による経過報告、および人員名簿の提出
5. 決算報告、および予算申請
運営の構造
受益者への基金を最大限にするため、エクイティエディター協会の運営は全てボランティアで賄われています。無償であるがゆえに、持続的な運営を成立させるには動機が必要です。-受益者のために資金調達を行いたい-これが主な動機となっています。この動機を促進するため、受益者となるための基準には、小規模・革新的・貧困者援助(pro-poor)であることに加え、EEA事業の発展に関心を持つ代表者か幹部を少なくとも1人持つことが必要とされます。さらに、ボランティア、あるいはメンバーのうち、3人がEEAに所属していることを条件としています。この取り決めによって、幹部のための報酬が必要ない持続的モデルが可能となり、EEA幹部のすべてがボランティアとなります。NPOの加入により、ボランティアのために収入源を拡大し、それを持続することが目標となります。この収入は少なくとも5年間は続くことが想定され、その間にNPO組織の代表者は、EEAの発展に寄与することが期待されます。
エクイティエディター協会は、スリングスビーBT(BT Slingsby)とマルDS(Duncan Smith-Rohrberg Maru)のもと、保健医療、および論文校正に関心を持つ専門的エディターを集めるために創設されました。当初、マル博士は同僚のアンドリュース医師(Jason Andrews)とバス博士(Sanjay Basu)とともに、彼らにより設立されたNPO組織ニャヤヘルス(Nyaya Health) への寄付金を募る目的で、プロエディットジャパン株式会社に対し、英文校正サービスの提供を開始しました。公衆衛生学の専門家でもあるスリングスビー博士は、これを、プロエディットジャパンにおける基本サービスへと発展させることを考えました。その後、両者はニャヤヘルスとプロエディットジャパンの協力体制を構築し、校正者による寄付金拠出に着手したのです。この協力体制はエクィティエディット(EquityEdit)と名づけられ、本プロジェクトの開始初年度には、参加校正者は40名を数えるとともに、イェール大学起業団体によるY2Kビジネスプランエグゼクティブ・サマリー大会とグローバルナレッジ大会(Global Knowledge Conference)で入賞、そのアイディアが広く認められることとなりました。このアイディアを2009年1月より非営利団体(NPO)として法人化し、エクイティエディター協会(EquityEditors Association)となりました。現在、エクイティエディター協会はニャヤヘルスとプロエディットジャパンとの連携のみならず多くの受益者とパートナーとの連携を推進しています。